2003−09−01 07:54
件名:シュマリよりまたの返事です
冬のソナタさんへ
一昨日は、茶湯寺と言うところへ祖母の百一日参りに行って来ました。
うちの地域では、百箇日の次の日に菩提寺ではなく、このお寺で供養を行う風習があります。
なんでも百日目に仏様になった故人が、百一日目には仏壇の中のご先祖様の仲間入りをするのだそうで、この日供養したお茶が最初のお茶湯になるとのことです。
また茶湯寺参りの行き帰りによく似た人に会えるとか。
日記を書かないもので(たいてい三日坊主)、大事なことも覚えておきたいことも忘れてしまうばかりです。
結局自分の人生を無くしてしまっているようなものです。
必要な時に正確に再生でき、劣化しない優秀な記憶装置を人間は持ち合わせていないのですね。
僕は、顔も知らない人とメールをやりとりするなんてどーもねっ、と思っていました。
でも或る掲示板へ書き込みをしたら、ある方から僕の疑問点に丁寧に答えたメールを頂いて、特定の領域に共通の関心があるならば、誠実な問い掛けにはちゃんと答えてもらえることを知りました。
その時に返事をメールしたのが最初なんですよ。
冬のソナタさんには、掲示板に書き込むには長すぎるし、ごく個人的な内容も含まれていたので、直接メールした方がいいかなと思ったのです。
メールアドレスが公開されていたもので。
そもそもメールを書くこと自体始めたばかりナンです。
正常な人への接し方みたい、というのは正にその通りです。
僕は正常も病気も区別などしていません。
ボケていようが何であろうが、相手にしているのは人だからです。
更に言えば動物と接することともあまり区別していません。
この場合相手にしているのは生き物ということになります。
人は他者に対して色々な先入観や偏見を持って接してしまいがちです。
でもそうしたものは、人と人が交わる上で邪魔だと思いました。
自分の中を空っぽにして他者に接することの重要性は、祖母に付き合うことで学んだことです。
実はそれ以前に動物と接することで感じていたことでもあったのです。
年をとって多少もうろくしてくると、また痴呆になれば尚更、他者との関係性の中で自我を抑えていたタガがはずれてきてしまいます。
ボケ始めた頃の祖母に言ったことがありました。
「毎日三っ子みたいに駄々をこねて泣いてばかりいて、よく恥ずかしくないな〜?」
すると祖母はすぐにこう答えました。
「もうそんなところはとうに通り過ぎた。」
確信犯だったのです。
こんな具合ですから、或る程度までくると自我を取り繕っていたものがみんなはげ落ちて、或いは自分から脱ぎ捨てて、その人の本質(人間性)そのものが現れてきます。
これはむしろ分かり易い。
人と人の間に入り込んでくる余計なものが向こう側にはなくなってしまうのですから。
かまえたところが無くなってしまうといった感じでしょうか。
きっとそんなことが患者さんと接していてほっとする原因じゃないかと思います。
お祖母さんは笑ってくれるのですか。
それはいいですね。
祖母は泣いてばかりで、こちらの気が滅入ってしまうことが多かったです。
たまに笑っていたりするとかえって気味が悪い位で。
文章を褒められたのは初めてです。
一応、文学部卒業とはいうものの、文学をことさら勉強したことも文学作品をたくさん読んだこともありません。
文章を書いてお金を貰ったこともありません。
いや、そういえば新聞の投書や車雑誌の投稿で、二度程原稿料を貰ったことがありました。
僕は言葉を大事にしたいと思っています。
言葉には言霊(ことだま)が宿っているんだから、と人には言います。
そして、自分の考えや感じたことを借り物でない自分の言葉で伝えたいと願っています。
冬のソナタさんの心に響く言葉があったのなら、それはとても嬉しいことです。
少しは修行の成果が現れたのかな?
僕は、メールを手紙と思って書いています。
まさしくMAIL(郵便物)の感じです。
相手が誰であれ、そのまま出せるような文体です。
ですから落ち着いているように感じられたかもしれません。
確かに冬のソナタさんよりは年上です。
でも実際はかなり子供っぽいので、きっと精神年齢はずっと下じゃないかと思っています。
シュマリより
P.S.
NHKのホームページで「冬のソナタ」のあらすじを斜め読みしました。
カタカナの名前や地名だと覚えられなくて、いい加減に読み飛ばしました。
こんな具合だから世界史が全然だめなんですよ。
結局純愛物なのですか?
きのうは一般的には夏休み最後の日だったので、ギターを弾きながら「夏休み」を歌ってしまいました。
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2007年12月06日
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